ポールを倒したシナーが今季の四大大会すべてで8強入り「誇りに思っていいはず」 [USオープン]

写真は2年ぶりのベスト8進出を決めたヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第14シードのトミー・ポール(アメリカ)を7-6(3) 7-6(5) 6-1で退け2年ぶりとなるベスト8進出を決めた。

 立ち上がりに1-4とリードされたシナーは競り合いながらもタイブレークの末に2セットを連取し、主導権を握った第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間42分で試合を締めくくった。

 1月のオーストラリアン・オープンでグランドスラム初タイトルを獲得したシナーは、今季の四大大会すべてで準々決勝以上に勝ち進んだ。

「お互いに最高のテニスはできていなかったと思う。少し風があったから、2人ともリズムを掴むのに苦労していた。最後のほうでいい感じにプレーすることができたけど、僕は誇りに思っていいはずだ。今日の相手は強敵だったから、次のラウンドに進めてよかったよ」とシナーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「確かに僕はメンタル的にあまりいいスタートを切れなかった。第1セットでは2度ブレークされてしまった。メンタル的に持ち堪えようと心掛け、今日はそれが試合のカギのひとつになった」

 シナーは次のラウンドで、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)を6-0 6-1 6-3で破って勝ち上がった第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。

 ふたりは今季のグランドスラム大会で2度対決し、いずれも5セットの末に(全豪決勝がシナー、ウインブルドン準々決勝はメドベージェフ)星を分け合っている。

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写真◎Getty Images

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