大坂なおみがムラトグルー氏を迎えた新体制を勝利でスタート「彼は間違いなく本当にいいコーチ」 [チャイナ・オープン]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「チャイナ・オープン」(WTA1000/中国・北京/9月25日~10月6日/賞金総額895万75610ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が同77位のルチア・ブロンゼッティ(イタリア)を6-3 6-2で退け好スタートを切った。

 2-2からサービスダウンを喫したあと4ゲームを連取して第1セットを先取した大坂は第2セットも5-1とリードし、最初のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間23分で試合を締めくくった。

 パトリック・ムラトグルー氏をコーチとして迎えた大坂は、新体制での初陣を勝利で飾った。大坂は同大会で前回プレーした2019年に決勝で当時世界ランク1位だったアシュリー・バーティ(オーストラリア)に3-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめ、ツアー5勝目となるタイトルを獲得していた。

 USオープン後にウィム・フィセッテ(ベルギー)との約4年に渡る協力関係に終止符を打った大坂は、アジアでの連戦に向けた準備期間中にムラトグルー氏との練習を開始した。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の元コーチとして知られるムラトグルー氏が本当にいい指導者なのか知らなかったと明かした大坂は、「彼(ムラトグルー氏)と会って話してコートで一緒に練習したけど、間違いなく本当にいいコーチよ。彼がこのプロジェクトを引き受けてくれて本当にうれしい」と話した。

「私は人生でこれ以上チャンスを逃したくない段階にいると思う。後悔はしたくないの。キャリアのこの段階ではできるだけ多くのことを学ぶ必要があると感じている。パトリックは私が学びたいと思っていた情報を持っている人だと思う」

 大坂は次のラウンドで、第21シードのユリア・プティンセバ(カザフスタン)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーした地元中国勢はワン・シンユー(中国)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジャン・シューアイ(中国)が2回戦に駒を進めたが、今季を最後にツアー生活に終止符を打つ意向を表明している元世界ランク12位のワン・チャン(中国)は予選勝者のアリシア・パークス(アメリカ)に6-1 4-6 2-6で逆転負けを喫した。

 そのほかの試合ではペイトン・スターンズ(アメリカ)、エリナ・アバネシアン(アルメニア)、ビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)、テイラー・タウンゼント(アメリカ)、ディアン・パリー(フランス)、クララ・ビュレル(フランス)、ケイティ・ボリネッツ(アメリカ)、予選勝者のレベッカ・スランコバ(スロバキア)、グリート・ミネン(ベルギー)、予選勝者のヘイリー・バティスト(アメリカ)とユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)、ソフィア・ケニン(アメリカ)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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