ブ・ユンチャオケテがムゼッティを倒す番狂わせで男子中国勢2人目の8強入り「母国でのプレーを心から楽しんでいる」 [チャイナ・オープン]

写真はブ・ユンチャオケテ(中国)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「チャイナ・オープン」(ATP500/中国・北京/9月26日~10月2日/賞金総額389万1650ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したブ・ユンチャオケテ(中国)が第6シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-2 6-4で倒す番狂わせを演じてベスト8進出を決めた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したブは第2セットも4-1から2度連続でブレークを許したが、続く2ゲームを連取して1時間29分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。

 中国人選手が同大会の同種目で8強入りしたのは、2012年大会のジャン・ザ(中国)以来で2人目となる。

「本当にうれしい。母国でのプレーを心から楽しんでいる。特に先週の杭州は15年近く練習してきた場所だ。ここも地元だし、中国にいるんだからね」とブは試合後のオンコートインタビューで語った。

「先週のATP250も初めてだったけど、ATP500は初めてだからこの大会を楽しみにしていたんだ。だから凄く幸せだよ」

 ブは次のラウンドで、第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)とアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)の勝者と対戦する。この試合はお互いのサービスキープでルブレフが第1セット2-1としたが、雨により順延となった。

 そのほかの試合では第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がタロン・グリークスプア(オランダ)を6-1 6-2で退け、第7シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)はフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)に7-6(4) 7-6(9)で競り勝ち、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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