フィスがチチパスを倒して4強入り、ATP500大会でマッチ13連勝「サービスがかなりよかった」 [スイス室内]

写真は木下グループジャパンオープンでのアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「スイス室内バーゼル」(ATP500/スイス・バーゼル/10月21~27日/賞金総額254万835ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第7シードのアルトゥール・フィス(フランス)が第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を7-6(5) 6-3で倒してベスト4進出を決めた。

 試合を通して一度もブレークポイントに直面しなかったフィスはタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間23分で試合を締めくくった。

 7月のハンブルクと今月の東京でタイトルを獲得した20歳のフィスは、ATP500大会での連勝を「13」に伸ばした。

 第2セットのサービスゲームで1ポイントも落とさなかったフィスは、「サービスがかなりよかったと思う。とても集中していた」と試合を振り返った。

「セットポイント(第1セット5-4の30-40)でクレイジーなミスをしてしまったけど、タイブレークでうまく対応できたから非常に満足している。第2セットでもかなりいいプレーができた。(セットポイントを逃したあと)しっかりと集中し直すことができたし、とてもうまくできたからうれしいよ」

 フィスは次のラウンドで、第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-5 6-7(3) 6-4で破って勝ち上がった第6シードのベン・シェルトン(アメリカ)と対戦する。両者は9月に東京の準々決勝で対決し、フィスが7-5 6-7(5) 7-6(2)で勝っている。

 ふたりは今大会でダブルスのペアを組み、前日に行われた準々決勝でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したマルク アンドレア・ヒュスラー/ドミニク・ストリッカー(ともにスイス)に3-6 3-6で敗れていた。

「彼はツアーでの親友のひとりで、若手の中で最大のライバルと見なしている選手のひとりなんだ。今の彼は素晴らしいプレーをしているし、ここバーゼルの準決勝で対戦したい相手は彼以外にいない。(東京での)リベンジを楽しみにしているよ」とシェルトンは次戦を見据えた。

 もうひとつの準決勝は、オルガ・ルーネ(デンマーク)とジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)の顔合わせとなった。第4シードのルーネがラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のダビド・ゴファン(ベルギー)を6-2 6-4で下し、エムペシ ペリカールはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したデニス・シャポバロフ(カナダ)に6-7(7) 6-3 7-6(3)で逆転勝利をおさめた。

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写真◎Getty Images

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