ジェン・チンウェンが大会初勝利、第3戦は決勝トーナメント進出をかけたパオリーニとの直接対決 [WTAファイナルズ]

写真は大会初勝利を挙げたジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ・リヤド」(ファイナルズ/サウジアラビア・リヤド/11月2~9日/賞金総額1525万ドル/室内ハードコート)の大会3日目に行われたパープル・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第2戦で、第7シードのジェン・チンウェン(中国)が第5シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を7-6(4) 3-6 6-1で振りきり大会初勝利を挙げた。

 タイブレークの末に第1セットを先取したジェンは2-2からブレークしたあと2度連続でサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット1-1から最後の5ゲームを連取して2時間24分で試合を締めくくった。

 今季の前半にWTA500大会で3勝を挙げた25歳のルバキナはケガや体調不良に悩まされ、7月のウインブルドン以降に僅か2試合しかプレーせず今大会を迎えていた。対照的にジェンは同じ期間にパリ五輪で金メダルに輝いたほか7月のパレルモと2週間前の東京でタイトルを獲得して30試合以上こなしてきたが、その分疲労が溜まっていた。

「第1セットでは私が先にブレークしたのに追いつかれ、第2セットでも同じことが起こった。でも私は第3セットで自分に語り掛け、先にブレークして集中力を維持した」とジェンは試合を振り返った。

「第3セットでようやく自分のテニスができるようになった。試合に勝つことができて本当にうれしい」

 先に行われた同グループの試合では、第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-3 7-5で倒して2連勝を飾った。

 この結果で第3戦の相手となるルバキナが2敗したことによりサバレンカの決勝トーナメント進出一番乗りが確定し、1勝1敗のパオリーニとジェンは準決勝進出をけて第3戦で直接対決することになった。

 WTAファイナルズはWTAツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人(ダブルスは4組)ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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