世界トップ2を倒したガウフが初の決勝進出「武漢以来サービスを一生懸命練習してきた」 [WTAファイナルズ]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ・リヤド」(ファイナルズ/サウジアラビア・リヤド/11月2~9日/賞金総額1525万ドル/室内ハードコート)の大会7日目に行われた決勝トーナメントの女子シングルス準決勝で、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)が第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を7-6(4) 6-3で退け大会初優勝に王手をかけた。

 2010年以降の同大会で世界ランク1位と2位の選手に勝ったのは、キム・クライシュテルス(ベルギー)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に続きガウフが3人目となる。

 第3ゲームと第11ゲームでサービスダウンを喫した直後に追いついたガウフはもつれ込んだタイブレーク制して第1セットを先取し、第2セット3-1から5度続いたブレーク合戦の末に1時間49分で勝利を決めた。

 ふたりはこれが9度目の対決だったが、ガウフが5勝4敗と勝ち越した。ガウフは先月の武漢準決勝でサバレンカに敗れた(6-1 4-6 4-6)ときは21本のダブルフォールトを犯したが、今回は2本に抑えた。

「(サバレンカに負けた)武漢以来、私はサービスを一生懸命練習してきた。あの試合で私は21本のフリーポイントを与えてしまったけど、せめて半分にできればもっとチャンスがあると思ったから。今日はうまくできたと思う」とガウフは試合後に語った。

「彼女はもちろん素晴らしい選手だけど、自分がいいプレーをしてサービスもよければ勝つチャンスがあると思っていた。コートに立って自分のサービスに手応えを感じたとき、勝てるという自信が湧いてきたの」

 ガウフは3度目の出場で初めて辿り着いた決勝で、第8シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)を6-3 7-5で破って勝ち上がった第7シードのジェン・チンウェン(中国)と対戦する。

 ダブルスでは第2シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/エリン・ロウトリフ(ニュージーランド)と第8シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)/テイラー・タウンゼント(アメリカ)が勝ち上がり、決勝は全勝対決となった。

 WTAファイナルズはWTAツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人(ダブルスは4組)ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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