2時間41分でフルセット勝利の錦織が今季初優勝に王手 [ヘルシンキ・チャレンジャー]

写真は木下グループジャパンオープンでの錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 ATPツアー下部大会「HPPオープン」(チャレンジャー125/フィンランド・ヘルシンキ/11月4~10日/賞金総額14万8625ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が予選勝者のマックス ハンス・レーベルク(ドイツ)を6-4 6-7(6) 6-2で振りきり今季初優勝に王手をかけた。

 第2セット5-4からブレークバックを許した錦織はタイブレーク6-5のマッチポイントを凌がれた末に第2セットを取り返されたが、第3セットで4-0とリードを奪うと最終的に2時間41分で勝利を決めた。

 今季4度目のチャレンジャー大会参戦となる34歳の錦織は、ダイレクトインで本戦入り。前週のブラチスラバ(チャレンジャー125/室内ハードコート)では3試合を勝ち抜き、準決勝でロマン・サフィウリン(ロシア)に4-6 4-6で敗れはしたが今季初の4強入りを果たした。

 両者は今回が初顔合わせ。今大会での錦織は1回戦で予選勝者のニコラス・アルバレス バロナ(スペイン)を6-4 6-2で、2回戦で第7シードのジェローム・キム(スイス)を6-3 1-6 6-2で、準々決勝では第4シードのジェイコブ・ファーンリー(イギリス)を6-4 6-3で破って4強入りを決めていた。

 2024年シーズンの錦織はパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)とデビスカップを含む13大会で合計26試合(シングルス)を戦い、15勝11敗の戦績で今大会を迎えている。

 股関節と足首のケガで長期離脱を余儀なくされていた錦織は復帰戦だった昨年6月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)で優勝を飾ったあと7月のアトランタ(ATP250/ハードコート)で8強入りしたが、今度は膝のケガに見舞われシーズンを終えていた。

 錦織は決勝で、第5シードのルカ・ナルディ(イタリア)とデニス・イェフセイエフ(カザフスタン)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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