予選から出場のボンジが母国フランスでツアー初優勝「今年はかなり遠くから戻ってきた」 [モゼール・オープン]

写真は10月にフランス・ロアンヌで開催されたチャレンジャー大会でのバンジャマン・ボンジ(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「モゼール・オープン」(ATP250/フランス・メス/11月3~9日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、予選勝者のバンジャマン・ボンジ(フランス)がキャメロン・ノリー(イギリス)を7-6(6) 6-4で倒してツアー初優勝を飾った。

 28歳のボンジはATPツアーの同種目で昨年1月のプネーと2月のマルセイユで決勝に進出していたが、3度目のチャンスで初勝利を挙げた。

 3-4からブレークバックに成功したボンジはタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セットで3-1とリードを奪うと残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間54分で歓喜の瞬間を迎えた。

 昨年2月に世界ランク自己最高の42位をマークしたボンジは2024年シーズンに今大会までツアーレベルで1勝も挙げることができず9月には一時180位まで落としていたが、10月にチャレンジャー3大会で14勝1敗(優勝2回、準優勝1回)の好成績をおさめ、今週の結果でトップ100返り咲き(ATPライブランキングで78位)を決めた。

「今年はかなり遠くから戻ってきた。とても厳しいシーズンだった。こんな1週間になるとは思っていなかった。このような形で1年を終えることができるなんてクレイジーだ」とボンジは試合後のオンコートインタビューで語った。

「決勝でキャメロンと対戦するのはとても大変だ。彼は何度も決勝に進出しているし、優勝もしている。僕も決勝の経験はあったけど、2回とも負けていた。決勝は素晴らしかった。僕は『これはチャンスだから頑張れ』と自分に言い聞かせ続けていた」

 先に行われたダブルス決勝では、サンデル・アレンズ(オランダ)/ルーク・ジョンソン(イギリス)がピエール ユーグ・エルベール/アルバーノ・オリベッティ(ともにフランス)とのノーシード対決を6-4 3-6 [10-3]で制してタイトルを獲得した。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles