ダブルス決着の末にポーランドを倒したイタリアが2年連続決勝進出 [ビリージーンキングカップ・ファイナルズ]

写真はポーランド戦でチームの勝利を決める2勝目を挙げたサラ・エラーニ(右)/ジャスミン・パオリーニ(イタリア)(Getty Images)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリージーンキングカップ by ゲインブリッジ ファイナルズ」(スペイン・アンダルシア州マラガ/11月13~20日/室内ハードコート)の6日目は準決勝1対戦が行われ、前年の準優勝国で第3シードのイタリアがポーランドを2勝1敗で下して11年ぶり5度目の優勝に王手をかけた。

 第1試合でルチア・ブロンゼッティ(イタリア)がマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-4 7-6(3)で倒し、第2試合はイガ・シフィオンテク(ポーランド)がジャスミン・パオリーニ(イタリア)とのエース対決を3-6 6-4 6-4で制して1勝1敗となったあと、勝負のかかったダブルスでサラ・エラーニ(イタリア)/パオリーニがカタジーナ・カバ(ポーランド)/シフィオンテクに7-5 7-5で競り勝った。

 イタリアは決勝で、スロバキアとイギリスの勝者と対戦する。

 ビリージーンキングカップは男子のデビスカップと同様に国際テニス連盟(ITF)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは昨年まで12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決めていた。

 今回改正されたフォーマットでは8チームが1回戦を戦い、シード国4チームは初戦をBYEで免除されるため準々決勝からスタートする。試合は原則としてシングルス2試合(ベスト・オブ・3セットマッチ)とダブルス1試合(第3セット10ポイントマッチタイブレーク)で争われ、先に2勝を挙げたチームが勝者となる。

 スペイン・セビリアで開催された昨年の大会では、決勝でカナダがイタリアを2勝0敗で下して初の世界一に輝いた。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

ファイナルズ6日目◎11月18日|試合結果

準決勝

10ポーランド 1-2 16イタリア[3]

S2 ●マグダ・リネッテ 4-6 6-7(3) ○ルチア・ブロンゼッティ
S1 ○イガ・シフィオンテク 3-6 6-4 6-4 ●ジャスミン・パオリーニ
D ●カタジーナ・カバ/イガ・シフィオンテク 5-7 5-7 ○サラ・エラーニ/ジャスミン・パオリーニ

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写真◎Getty Images

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