キリオスがジョコビッチとの初コンビで臨んだ復帰戦のダブルスで勝利「お互いに現役でいるうちに一度やろうと約束していたんだ」 [ブリスベン国際]

写真はノバク・ジョコビッチ(右)/ニック・キリオス(セルビア/オーストラリア)(Getty Images)


 2025年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「ブリスベン国際」(ATP250/オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベン/12月30日~1月5日/賞金総額76万6290ドル/ハードコート)の男子ダブルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したノバク・ジョコビッチ(セルビア)/ニック・キリオス(オーストラリア)がアレクサンダー・エルラー(オーストリア)/アンドレアス・ミース(ドイツ)に6-4 6-7(4) [10-8]で競り勝ち初陣を飾った。

 2022年ウインブルドンで準優勝したあとワシントンDCでタイトルを獲得するなどして世界ランクを一時19位まで上げながら度重なるケガで翌年は1大会にしか出場できずに終わったキリオスにとって、これが約18ヵ月ぶりの復帰戦となった。

「今回のケガは厳しいものだったから、これを当たり前のことだとは思っていなかった」とキリオスは試合後に語った。

「(現役選手として)あと何度オーストラリアの夏を経験できるかわからない。このエネルギーが大好きだし、ここに戻ってくることができて凄くうれしい。ノバクとはお互いに現役でいるうちに一度これをやろうと約束していたんだ。まだ選手でいることができてうれしいよ」

 ジョコビッチ/キリオスは次のラウンドで、第1シードのニコラ・メクティッチ(クロアチア)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 同日に行われたシングルスではディフェンディング・チャンピオンで第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第8シードのジョーダン・トンプソン(オーストラリア)、イリ・ラフェチュカ(チェコ)、ニコラス・ジャリー(チリ)、アレックス・ミケルセン(アメリカ) 、予選勝者の西岡良仁(ミキハウス)とバンジャマン・ボンジ(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 前年の準優勝者で第3シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)がラフェチュカに5-7 3-6で、第6シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)はボンジに7-6(8) 6-7(5) 4-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

 本戦は日曜日から始まっており、前日のシングルスではワイルドカードで出場したアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)がダビド・ゴファン(ベルギー)を6-2 6-3で破っていた。

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写真◎Getty Images

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