錦織が第3シード撃破で8強入り、世界19位ハチャノフに逆転勝利 [香港オープン]

写真は昨年12月に中国・マカオで行われたエキシビションマッチでの錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 2025年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「中国銀行香港テニス・オープン」(ATP250/中国・香港/12月30日~1月5日/賞金総額76万6290ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が1セットダウンから巻き返して第3シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に4-6 6-3 7-5で競り勝ちベスト8進出を決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ハチャノフはこの試合が新シーズンの初戦だった。第1セットを落とした錦織は第2セット0-2から挽回して試合を振り出しに戻し、第3セット5-5から4度目のブレークに成功して2時間9分のバトルに終止符を打った。

 3日前に35歳の誕生日を迎えた錦織は、ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り同大会に初めて出場。錦織がツアー大会でプレーするのは、初戦敗退に終わった昨年10月のウィーン(ATP500/室内ハードコート)以来となる。

 この結果で錦織は、ハチャノフとの対戦成績を5勝2敗とした。直近では2021年6月にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)の2回戦で顔を合わせ、錦織が4-6 6-2 2-6 6-4 6-4で勝っていた。

 今大会での錦織は前日に行われた1回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-2 6-3で破り、新シーズンを勝利でスタートしていた。

 昨シーズンの錦織はパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)とデビスカップを含む14大会でプレーし、11月のヘルシンキ(チャレンジャー125/室内ハードコート)でタイトルを獲得するなど20勝11敗の戦績を残してスタート時に350位以下だったATPランキングを107位(11月25日付)まで上昇させた。

 錦織は次のラウンドで、キャメロン・ノリー(イギリス)と対戦する。ノリーは2回戦で、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を6-2 4-6 6-1で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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