錦織が2回戦でハチャノフに逆転勝利、2022年6月以来となるトップ100復帰へ「これを続けていく必要がある」 [香港オープン]

写真は錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 2025年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「中国銀行香港テニス・オープン」(ATP250/中国・香港/12月30日~1月5日/賞金総額76万6290ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が1セットダウンから巻き返して第3シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に4-6 6-3 7-5で競り勝ちベスト8進出を決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ハチャノフはこの試合が新シーズンの初戦だった。第1セットを落とした錦織は第2セット0-2から挽回して試合を振り出しに戻し、第3セット5-5から4度目のブレークに成功して2時間9分のバトルに終止符を打った。

 この勝利で錦織はランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで91位に浮上し、2022年6月以来となるトップ100復帰を確定させた。

「とても特別な気分だ。とにかくこれを続けていく必要がある。これは間違いなく大きな自信を与えてくれると思うし、ここ1年で最大の勝利だ」と錦織は試合後にコメントした。

「いいスタートを切ることができず、不安定でミスが多かった。どうすれば挽回できるかわからなかった。最初の2セットで先にブレークされていたし、僕は(挽回できて)少しラッキーだった。第2セットから調子がよくなり、最後はすべてうまくいった」

 3日前に35歳の誕生日を迎えた錦織は次のラウンドで、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を6-2 4-6 6-1で破って勝ち上がったキャメロン・ノリー(イギリス)と対戦する。

 そのほかの試合では第4シードのアルトゥール・フィス(フランス)がワイルドカードで出場したジズー・ベルグス(ベルギー)を7-6(7) 6-4で退け、アレクサンドル・ミュレー(フランス)はミオミル・キツマノビッチ(セルビア)に5-7 7-6(6) 7-6(10)で逆転勝利をおさめ、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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