サカーリが肩のケガから復帰後のツアーレベル初勝利で2回戦へ「とても幸運なラッキールーザーだと感じている」 [アデレード国際]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「アデレード国際」(WTA500/オーストラリア・南オーストラリア州アデレード/1月6~11日/賞金総額106万4510ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦でマリア・サカーリ(ギリシャ)がリンダ・ノスコバ(チェコ)を6-3 6-3で下し、ツアーレベルでは3回戦で敗れた昨年7月のウインブルドン以来となる勝ち星を挙げた。

 立ち上がりに3ゲーム連取と好スタートを切ったサカーリは試合を通して直面した3度のブレークポイントをすべてセーブし、合計3度相手のサービスゲームを破って1時間14分で快勝した。

 今大会にワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り予選の第3シードで出場したサカーリは最終ラウンドで第7シードのペイトン・スターンズ(アメリカ)に4-6 7-6(10) 3-6で敗れたが、ラッキールーザーで本戦入りが決まっていた。

 肩のケガで初戦敗退を喫した昨年8月のUSオープンを最後にツアーを離脱していたサカーリは年末からスタートした男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」で復帰したが、シングルスは2戦して未勝利に終わっていた。

「特にケガをしてしばらく休んでいたから、私たちは予選からプレーするのが最善だと判断したの。最近はあまり試合をしていないから、オーストラリアン・オープンを前にして正しい決断だったと思っている」とサカーリは試合後に出場の経緯を説明した。

「試合を重ねるごとに少しずつ調子がよくなっているし、正直に言ってとても幸運なラッキールーザーだと感じているわ」

 サカーリは次のラウンドで、第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 そのほかの試合では第6シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)、ディフェンディング・チャンピオンで第8シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、マディソン・キーズ(アメリカ)、リュドミラ・サムソノワ(ロシア)、オンス・ジャバー(チュニジア)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のアシュリン・クルーガー(アメリカ)、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)が2回戦に駒を進めた。

 第4シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)がジャバーに6-7(6) 2-6で敗れたほか、第7シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)はベンチッチに2-6 0-1とリードされた時点で体調不良で棄権したためそれぞれ初戦で姿を消した。

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写真◎Getty Images

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