シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦1月12～26日／ハードコート）の女子シングルス1回戦で、第7シードのジェシカ・ペグラ（アメリカ）がワイルドカード（主催者推薦枠）で出場した18歳のマヤ・ジョイント（オーストラリア）を6-3 6-0で下して好スタートを切った。試合時間は59分。

　同大会に6年連続8度目（2013年と16年の予選敗退を含む）の出場となる30歳のペグラは、3度のベスト8（2021～23年）がこれまでの最高成績。第5シードで臨んだ昨年は、2回戦でクララ・ビュレル（フランス）に4-6 2-6で敗れていた。

　昨年のUSオープン（アメリカ・ニューヨーク／ハードコート）で過去7度敗れていたグランドスラム準々決勝を初めて突破したペグラは、決勝でアーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）に5-7 5-7で敗れはしたが四大大会自己最高成績をマークした。

　ペグラは次のラウンドで、予選勝者のビクトリヤ・ゴルビッチ（スイス）を4-6 7-6(8) 6-4で破って勝ち上がったエリース・メルテンス（ベルギー）と対戦する。

　そのほかの試合では第10シードのダニエル・コリンズ（アメリカ）、第17シードのマルタ・コスチュク（ウクライナ）、第20シードのカロリーナ・ムチョバ（チェコ）、第27シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ（ロシア）、元世界ナンバーワンの大坂なおみ（フリー）、予選勝者のデスタニー・アイアバ（オーストラリア）、ベリンダ・ベンチッチ（スイス）が2回戦に駒を進めた。

　第16シードのエレナ・オスタペンコ（ラトビア）は昨年10月に産休から復帰した元世界ランク4位のベンチッチに3-6 6-7(6)で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー（欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手）

大会2日目◎1月13日｜主な試合結果

女子シングルス1回戦

○25アナスタシア・パブリウチェンコワ（ロシア）[27] 6-4 4-6 6-3 ●26ユアン・ユエ（中国）

○41カロリーナ・ムチョバ（チェコ）[20] 6-1 6-1 ●42ナディア・ポドロスカ（アルゼンチン）

○43大坂なおみ（日本／フリー）6-3 3-6 6-3 ●44カロリーヌ・ガルシア（フランス）

○47ベリンダ・ベンチッチ（スイス）6-3 7-6(6) ●48エレナ・オスタペンコ（ラトビア）[16]

○56マルタ・コスチュク（ウクライナ）[17] 3-6 6-3 6-1 ●55日比野菜緒（日本／ブラス）[Q]

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○61エリース・メルテンス（ベルギー）4-6 7-6(8) 6-4 ●62ビクトリヤ・ゴルビッチ（スイス）[Q]

○64ジェシカ・ペグラ（アメリカ）[7] 6-3 6-0 ●63マヤ・ジョイント（オーストラリア）[WC]

○78デスタニー・アイアバ（オーストラリア）[Q] 5-7 7-5 7-6(10-5) ●77グリート・ミネン（ベルギー）

○80ダニエル・コリンズ（アメリカ）[10] 7-6(4) 6-3 ●79ダリア・スニーグル（ウクライナ）[Q]

○118ジャクリーン・クリスティアン（ルーマニア）6-2 4-6 7-6(10-7) ●117ペトラ・マルティッチ（クロアチア）[LL]