第7代ネクストジェン王者フォンセカがルブレフを倒す番狂わせで鮮烈なグランドスラム本戦デビュー「すべての瞬間を楽しんだ」 [オーストラリアン・オープン]

写真は鮮烈なグランドスラム本戦デビューを飾った18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)が第9シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-6(1) 6-3 7-6(5)で倒す番狂わせを演じた。

 予選3試合を勝ち抜いたフォンセカはこれが初めてのグランドスラム本戦で、初めて対決したトップ10プレーヤーに勝利という鮮烈なデビューを飾った。

 タイブレークの末に第1セットを先取したフォンセカは第2ゲームで初めてブレークに成功して第2セットも奪取し、第3セットでは1-2からサービスダウンを喫した直後に追いつくとふたたびもつれ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをフォアハンドのウィナーでものにして2時間23分で勝利を決めた。

「この素晴らしいコートですべての瞬間を楽しんだ。こんな大きなスタジアム(マーガレット・コート・アリーナ)でプレーするのは初めてだからね」とフォンセカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「大きなスタジアムでトップ10プレーヤーと対戦する訳だから、自分にプレッシャーをかけないようにしていた。観客の皆さんに助けてもらおうとした。とにかくプレーを楽しもうとしただけだよ。重要なポイントでいいプレーをするというのが僕の特徴のひとつなんだ。僕は思いきって打っていく。それが今日の違いだったと思う」

 2024年12月に昨年から20歳以下で争われることになった若手男子選手のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」の第7代チャンピオンに輝いたフォンセカは今季初戦となるキャンベラのチャレンジャー大会も制しており、連勝を「14」に伸ばした。

 それに対してルブレフは今季開幕戦のひとつでディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ香港でも初戦敗退に終わっており、開幕2連敗となった。

 フォンセカは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した39歳のスタン・ワウリンカ(スイス)を6-4 5-7 7-5 7-5で破って勝ち上がったロレンツォ・ソネゴ(イタリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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