連続ゲーム奪取を「20」まで伸ばしたシフィオンテクが4回戦も圧勝、ラッキールーザーから進撃のリスは念願のトップ100デビューが確定 [オーストラリアン・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月12~26日/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がエバ・リス(ドイツ)を6-0 6-1で退けベスト8に進出した。

 第2セットでリスがキープしたため前の試合から続いていた連続ゲーム奪取は「20」でストップしたが、シフィオンテクが続く3ゲームを連取して59分で圧勝した。

 同大会に7年連続出場となる23歳のシフィオンテクは、2022年の準決勝進出がこれまでの最高成績。トップシードとして臨んだ昨年は、3回戦でリンダ・ノスコバ(チェコ)に6-3 3-6 4-6で敗れていた。

 昨年のシフィオンテクはクレーコートシーズン(パリ五輪を除く)に21勝1敗と圧倒的な戦績を残してフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で3年連続4度目の栄冠に輝いたが、USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)のあとにドーピング違反で受けた1ヵ月の停止処分も影響して10月に世界ナンバーワンの座をアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に取り返された。

 この結果でシフィオンテクは、リスとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2022年4月にシュツットガルト(WTA500/室内クレーコート)の2回戦で一度顔を合わせており、シフィオンテクが6-1 6-1で勝っていた。

 今大会でのシフィオンテクは1回戦でカテリーナ・シニアコバ(チェコ)を6-3 6-4で、2回戦でレベッカ・スランコバ(スロバキア)を6-0 6-2で、3回戦では2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を6-1 6-0で破って16強入りを決めていた。

 シフィオンテクは準々決勝で、第8シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)と第9シードのダリア・カサキナ(ロシア)の勝者と対戦する。

 予選決勝で敗れながらラッキールーザーで本戦入りが決まっていたリスの快進撃はここでストップしたが、今まで105位が最高だった世界ランクでトップ100デビューすることが確定した。全豪でラッキールーザーの選手が4回戦まで勝ち進んだのは、会場が現在のメルボルン・パークに移ってからは初めてだった。

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写真◎Getty Images

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