コーチ不在のラドゥカヌが初戦でシードダウン「メルボルンよりもいいプレーができたと思うだけに皮肉な結果」 [シンガポール・オープン]

写真は2024年ビリージーンキングカップ・ファイナルズでのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「シンガポール・テニス・オープン」(WTA250/シンガポール・シンガポール/1月27日~2月2日/賞金総額27万5094ドル/室内ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第7シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がクリスティーナ・ブクサ(スペイン)に7-5 5-7 5-7で逆転負けを喫した。

 競り合いの末にセットを分け合ったあと第3セットも一進一退の展開となったが、5-5からブレークに成功したブクサが3時間3分で競り勝った。

「すべてにおいていい状態にあると思うし、メルボルンよりもいいプレーができたと思う。それだけに皮肉な結果だわ…」と2021年USオープン優勝者のラドゥカヌは試合後にコメントした。

「このような試合を戦うために必要なのは、今日のように公式戦の状況でプレーする時間なの。今日はそれが得られた。3時間以上もね。私は懸命に戦い、全力を尽くした。とにかく積み重ねて前に進んでいくだけよ」

 コーチのニック・キャバデイ氏が健康上の問題でチームを離れたため、ラドゥカヌは中村豊トレーナーと母とともにシンガポール入りしていた。

 シードダウンを演じたブクサは次のラウンドで、同じ予選勝者のウェイ・シージャ(中国)を6-4 7-6(2)で破って勝ち上がったマナンチャヤ・サワンカエウ(タイ)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)、第6シードのカミラ・オソリオ(コロンビア)、アン・リー(アメリカ)に加え、マヤ・ジョイント(オーストラリア)、ドミニカ・サルコバ(チェコ)、シモナ・ウォルタート(スイス)の予選勝者3人が2回戦に駒を進めた。

 第13シードで出場予定だったオーストラリアン・オープンを欠場していたカリンスカヤはキャロライン・ドラハイド(アメリカ)を6-4 4-6 6-2で振りきり、今季3戦目でシングルスの初勝利を挙げた。

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写真◎Getty Images

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