綿貫陽介/柚木武がダブルスで競り負けイギリスが先に王手 [デビスカップ日本対イギリス]

写真は綿貫陽介(右)/柚木武(SBC メディカルグループ/イカイ)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」予選1回戦「日本対イギリス」(1月31日、2月1日/兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/室内ハードコート)の2日目が始まり、第3試合のダブルスで日本の綿貫陽介(SBC メディカルグループ:複1261位T)/柚木武(イカイ:複144位)がイギリスのジョー・ソールズベリー(複43位)/ニール・スクプスキー(複16位)に6-7(4) 6-7(3)で競り負けイギリスが2勝目を挙げた。試合時間は1時間53分。

 綿貫と柚木は、今回初めてペアを組んでダブルスに出場。26歳の柚木にとって、これはデビスカップ代表デビュー戦だった。

 初日に行われたシングルスはオープニングマッチで西岡良仁(ミキハウス:単67位)ビリー・ハリス(単129位)を7-5 6-1で退け、第2試合では錦織圭(ユニクロ:単70位)がジェイコブ・ファーンリー(単77位)に3-6 3-6で敗れて1勝1敗でダブルスを迎えていた。

 両国は過去2戦(1931年、2016年)してイギリスが2勝しており、前回対決した2016年3月のワールドグループ1回戦(イギリス・バーミンガム/室内ハードコート)ではイギリスが3勝1敗で勝っている。

 長い歴史を持つデビスカップは2019年に国際テニス連盟(ITF)とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力(ITFとコスモスのパートナーシップは既に終了)によって開発された新フォーマットに変更されたが、2025年から新たな形式で開催されることになっている。

 昨年まではホーム&アウェー方式の予選ラウンドを経てグループステージのラウンドロビン(4チームによる4グループの総当たり戦)を勝ち抜いた8ヵ国が決勝トーナメントに進出して世界一を争ったが、今年からはホーム&アウェー方式の予選1回戦(26ヵ国13対戦)と予選2回戦(14ヵ国7対戦)を勝ち抜いた7ヵ国が『ファイナル8』に進出し、開催国を加えた8チームがトーナメント方式で戦い優勝チームを決定する。

 ホーム&アウェー方式がシングルス4試合とダブルス1試合(初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合)の3ポイント先取、トーナメント方式はシングルス2試合とダブルス1試合の2ポイント先取で勝者を決め、原則的に勝敗がかかる試合はすべてベスト・オブ・3セットマッチで行われる。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、文中の世界ランクは1月27日付

予選ラウンド1回戦|15日本 1-2 16イギリス[11]

第1日|1月31日(金)

第1試合 ○西岡良仁(ミキハウス:単67位)7-5 6-1 ●ビリー・ハリス(単129位)

第2試合 ●錦織圭(ユニクロ:単70位)3-6 3-6 ○ジェイコブ・ファーンリー(単77位)

第2日|2月1日(土)

第3試合 ●綿貫陽介(SBC メディカルグループ:複1261位T)/柚木武(イカイ:複144位)6-7(4) 6-7(3) ○ジョー・ソールズベリー(複43位)/ニール・スクプスキー(複16位)

第4試合 西岡良仁(ミキハウス:単67位)vs ジェイコブ・ファーンリー(単77位)

第5試合 錦織圭(ユニクロ:単70位)vs ビリー・ハリス(単129位)

※メンバーは変更可、ルールにより2日目は試合数および試合形式を変更して行う場合あり


左から綿貫陽介(SBC メディカルグループ)、柚木武(イカイ)、ジョー・ソールズベリー(イギリス)、ニール・スクプスキー(イギリス)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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