ブブリクが38歳ガスケを下して今季のマッチ2勝目「彼はフランステニス界のレジェンド」 [ATPマルセイユ]

写真は2024年ロレックス・パリ・マスターズでのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「オープン13プロバンス」(ATP250/フランス・マルセイユ/2月10~16日/賞金総額76万7545ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が38歳のリシャール・​ガスケ(フランス)を6-4 6-4で下して今季のマッチ2勝目を挙げた。

 第2ゲームでサービスダウンを喫したブブリクは1-4から5ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セット4-4から3度目のブレークに成功して1時間21分で試合を締めくくった。

 今年のフレンチ・オープンを最後に引退する予定になっている元世界ランク7位のガスケは16歳で初めて出場した2003年大会の1回戦でフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を6-7(4) 6-4 6-4で倒しており、同大会史上最年少の本戦勝者として名を刻んでいる。

「彼(ガスケ)はツアー生活20年間で1012試合出場という素晴らしいキャリを送ってきた。僕は自分がそのレベルに達することはないと思っている」とブブリクは試合後のオンコートインタビューでガスケに敬意を表した。

「長年のキャリアを経てマルセイユで最後の試合をするのは感動的なことだと思う。彼にはまたあと2~3大会残っていると思うけど、素晴らしい引退になるよう願っている。今は僕のことなんてどうでもいい。彼はフランステニス界のレジェンドだし、幸運を祈っている」

 ブブリクは次のラウンドで、タイトル防衛を目指す第2シードのユーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。上位8シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 そのほかの試合では第8シードのヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)、ジャン・ジジェン(中国)、ジズー・ベルグス(ベルギー)、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のルカ・バン アッシュ(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 本戦は月曜日から始まっており、前日のシングルスでは第5シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)がオットー・ビルタネン(フィンランド)に7-6(3) 6-7(4) 4-6で逆転負けを喫したほか、第7シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)とハマド・メジェドビッチ(セルビア)が勝利をおさめていた。

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写真◎Getty Images

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