ツアー決勝負けなしのアンベールがディミトロフを下して地元優勝「決勝での僕はメンタル的に凄く強い」 [ATPマルセイユ]

写真は2023年ロレックス・パリ・マスターズでのユーゴ・アンベール(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「オープン13プロバンス」(ATP250/フランス・マルセイユ/2月5~11日/賞金総額80万1335ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第4シードのユーゴ・アンベール(フランス)が第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4 6-3で下してチャンピオンに輝いた。

 25歳のアンベールがATPツアーでタイトルを獲得したのは、昨年11月のメス以来でキャリア5度目となる。アンベールはツアー決勝で負けたことがなく、室内ハードコートでの連勝は「8」となった。

 安定したサービスゲームを展開したアンベールは5-4から相手のサービスゲームを破って第1セットを先取し、第2セット第2ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって1時間24分で勝利を決めた。

「決勝での僕はメンタル的に凄く強いんだ。素晴らしい試合だった。グリゴールは現時点でもっとも調子がいい選手のひとりだから簡単じゃなかった。(メスに続き)ふたたび母国で勝つことができてとてもうれしい」とアンベールは試合後のオンコートインタビューで語った。

「すべてはここから始まったんだ。僕が初めてツアーで準決勝に進出したのはここだからね。マルセイユで優勝できてよかったし、いい気分だよ」

 3度目の対戦でディミトロフから初勝利を挙げたアンベールは、ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで自己最高の18位に浮上した。

「ベースラインから非常に安定したプレーができてサービスがとてもよく、精神的にも強い。僕はすべてを兼ね備えており、コートですべてを出し尽くす」

 先に行われたダブルス決勝ではトマーシュ・マハーチュ(チェコ)/ジャン・ジジェン(中国)がパトリック・ニクラス サルミネン/エミル・ルースブオリ(ともにフィンランド)とのノーシード対決を6-3 6-4で制し、ともにツアー初優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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