第3セット1-3の劣勢を克服した17歳アンドレエワが最年少でWTA1000大会決勝進出「ある意味でふっきれた」 [ドバイ選手権]

写真はミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTA1000/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月16~22日/賞金総額365万4963ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第12シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)が第6シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を6-4 4-6 6-3で倒してキャリア最大のタイトルに王手をかけた。

 ワンブレーク差でセットを分け合ったあとルバキナは第3セット2-1からブレークに成功したが、アンドレエワがそこから3度連続で相手のサービスゲームを破って2時間16分で勝利をもぎ取った。

 ふたりは2023年10月に北京の3回戦で一度対決しており、ルバキナが2-6 6-4 6-1で勝っていた。2009年から始まったWTA1000レベルの大会で10代の選手が決勝に進出したのはイガ・シフィオンテク(ポーランド)とココ・ガウフ(アメリカ)に次いで3人目だが、17歳のアンドレエワが最年少となる。

 シフィオンテクが2021年5月にローマで、ガウフは2023年8月にシンシナティでタイトルを獲得しているが、アンドレエワがもし決勝で勝てばトップ10デビューを決めることができる。

「とにかくすべてのポイントでファイトしようと心掛け、自分を信じ続けていたら最終的に流れがこちらに傾いた感じかしら。正直に言うと(第3セットで)ブレークされて1-3になったときは『OK、よく頑張った。いい試合だったし大丈夫よ。すべてのポイントで頑張るけど、彼女のサービスだし仕方ない』と考えていたの」とアンドレエワは試合を振り返った。

「このメンタリティがよかったんだと思う。ある意味でふっきれた。それでも私はすべてのポイントで戦い続けていた。何が起こるかを考えず、スコアも気にせずただ戦うことが私にできる最高のプレー方法だと思う」

 アンドレエワはキャリア3度目のツアー決勝で、第14シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を6-4 6-7(4) 6-3で破って勝ち上がったクララ・タウソン(デンマーク)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles

S