タウソンに勝った17歳アンドレエワがWTA1000大会最年少優勝でトップ10デビューへ「ついに実現した」 [ドバイ選手権]

写真はキャリア最大のタイトルを獲得したミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTA1000/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月16~22日/賞金総額365万4963ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第12シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)がクララ・タウソン(デンマーク)を7-6(1) 6-1で退けキャリア最大のタイトルを獲得した。

 17歳のアンドレエワがWTAツアーの同種目で優勝したのは、昨年7月のヤシ以来で通算2度目(準優勝1回)となる。2009年から始まったWTA1000レベルの大会で10代のチャンピオンが誕生したのはイガ・シフィオンテク(ポーランド)とココ・ガウフ(アメリカ)に次いで3人目だが、アンドレエワが最年少(17歳299日)となる。

 立ち上がりに0-2から2-2に追いついたアンドレエワは5-4からブレークバックを許したが、もつれ込んだタイブレークを制して第1セットを先取すると第2セット1-1から最後の5ゲームを連取して1時間46分で歓喜の瞬間を迎えた。

 今大会の結果でアンドレエワのトップ10デビューが決まり、タウソンは世界ランク自己最高の23位に浮上する見込みとなった。17歳でのトップ10入りは、2007年のニコール・バイディソバ(チェコ)以来となる。

「WTA1000のトロフィーを横に置いて記者会見をするのを夢見ていたけど、ついに実現した。でも優勝者がシャンパンを飲んでいるのを見たことがあるけど、まだ17歳なのが残念だわ」とアンドレエワは試合後の記者会見で語った。

「トップ10に入ってランキングが上がれば上がるほどポイントの差が少ないから、更に上位にいくには時間がかかるでしょうね。トップ5に入るのは難しいと思う。年末までにトップ5に入るというのが正に自分が設定する目標よ。達成できるかどうか凄く興味がある」

 先に行われたダブルス決勝では、オーストラリアン・オープン決勝に続いて第1シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)/テイラー・タウンゼント(アメリカ)が第3シードのシェイ・スーウェイ(台湾)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)を7-6(5) 6-4で倒して今季2勝目を挙げた。


女子ダブルスで優勝を飾ったカテリーナ・シニアコバ(チェコ/右)とテイラー・タウンゼント(アメリカ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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