アバネシアンの途中棄権で17歳アンドレエワがツアー初優勝「こんな形で終わって欲しくなかった」 [ヤシ・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「UniCreditヤシ・オープン」(WTA250/ルーマニア・ヤシ/7月21~26日/賞金総額26万7082ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で第5シードのエリナ・アバネシアン(ロシア)が第3セット途中(アンドレエワから5-7 7-5 4-0)で棄権したため、ミルラ・アンドレエワ(ロシア)のツアー初優勝が決まった。

 一進一退の第1セットを落とした第1シードのアンドレエワは5-5からブレークに成功して第2セットを取り返し、第3セット4-0とリードした時点でアバネシアンがリタイアしたため2時間21分で試合が終了した。

 アバネシアンは第3セット0-3のチェンジエンドで左脚の治療を受けてプレーに戻ったが、1ポイントも取れずにキープされたところで試合続行を断念した。

 17歳90日のアンドレエワは、2021年5月に17歳70日のときに2021年5月のパルマで勝ったココ・ガウフ(アメリカ)以降でもっとも若いツアーレベル(シングルス)のチャンピオンとなった。

「正直に言うと、あなたと対戦するのは大変なの。本当に厳しい戦いだったし、もちろんこんな形で終わって欲しくなかった。あなたが将来もっと多くのタイトルを獲ると確信しているわ」とアンドレエワは表彰式のスピーチで話した。

「私にとって素晴らしい1週間だった。間違いなく長年に渡って私の心の中に残ると思う」

 先に行われたダブルス決勝では第1シードのアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/イリーナ・クロマキワ(ロシア)が第2シードのアレクサンドラ・パノワ/ヤナ・シジコワ(ともにロシア)を6-4 6-2で下し、同ペアでのツアー初タイトルを獲得した。

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写真◎Getty Images

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