錦織がシード撃破で初戦突破、ヘルシンキ決勝の相手ナルディに連勝 [フェニックス・チャレンジャー]

写真はダラス・オープンでの錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 ATPツアー下部大会「アリゾナ・テニスクラシック」(チャレンジャー175/アメリカ・アリゾナ州フェニックス/3月11~16日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が第6シードのルカ・ナルディ(イタリア)を6-4 6-3で退け大会白星デビューを飾った。

 ワンブレーク差で第1セットを先取した錦織は第2セット2-2からサービスダウンを喫したが、続く4ゲームを連取して1時間23分で勝利を決めた。

 チャレンジャー大会に今季初参戦となる35歳の錦織は、ダイレクトインで本戦入り。現在開催中のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)に出場していた錦織は1回戦でケイレンに苦しみながらもジャウメ・ムナール(スペイン)に6-2 5-7 7-6(3)で辛勝したが、2回戦で第18シードのユーゴ・アンベール(フランス)に4-6 3-6で敗れていた。

 この結果で錦織は、ナルディとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は昨年11月にヘルシンキ(チャレンジャー125/室内ハードコート)の決勝で一度顔を合わせており、錦織が3-6 6-4 6-1で勝っていた。

 2025年シーズンの錦織はデビスカップを含む6大会でプレーし、1月の香港(ATP250/ハードコート)で準優勝を飾るなど7勝6敗の戦績で今大会を迎えている。

 錦織は次のラウンドで、ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。ククシュキンは2回戦で、同じ予選勝者の内山靖崇(積水化学工業)を6-4 6-2で下して勝ち上がった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Ret.は途中棄権

予選結果|日本人選手

予選決勝

●5ダニエル太郎(日本/エイブル)[2] 4-6 1-6 ○8ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)[7]

○4内山靖崇(日本/積水化学工業)[8] 6-3 3-6 7-6(2) ●1ツェン・チュンシン(台湾)[1]

予選1回戦

○5ダニエル太郎(日本/エイブル)[2] 6-1 6-4 ●6マティス・ボンダス(フランス)[WC]

○4内山靖崇(日本/積水化学工業)[8] 5-7 6-3 1-0 Ret. ●3マッテオ・ジガンテ(イタリア)

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写真◎Getty Images

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