ククシュキンの途中棄権で錦織がベスト8に進出 [フェニックス・チャレンジャー]

写真はBNPパリバ・オープンでの錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 ATPツアー下部大会「アリゾナ・テニスクラシック」(チャレンジャー175/アメリカ・アリゾナ州フェニックス/3月11~16日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、37歳のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)が3-6 1-2とリードされた時点で棄権したため元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)がベスト8に駒を進めた。

 1-0から相手のサービスゲームを破ったリードを守って第1セットを先取した錦織は第2セット第3ゲームで2度目のブレークに成功したが、ククシュキンがリタイアしたため41分で試合が終了した。

 チャレンジャー大会に今季初参戦となる35歳の錦織は、ダイレクトインで本戦入り。現在開催中のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)に出場していた錦織は1回戦でケイレンに苦しみながらもジャウメ・ムナール(スペイン)に6-2 5-7 7-6(3)で辛勝したが、2回戦で第18シードのユーゴ・アンベール(フランス)に4-6 3-6で敗れていた。

 この結果で錦織は、ククシュキンとの対戦成績を11勝0敗とした。直近では2019年7月にウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の4回戦で顔を合わせ、錦織が6-3 3-6 6-3 6-4で勝っていた。

 今大会での錦織は1回戦で第6シードのルカ・ナルディ(イタリア)を6-4 6-3で破り、大会白星デビューを飾っていた。

 2025年シーズンの錦織はデビスカップを含む6大会でプレーし、1月の香港(ATP250/ハードコート)で準優勝を飾るなど7勝6敗の戦績で今大会を迎えている。

 錦織は次のラウンドで、第2シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)と対戦する。コボッリは2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したエリオット・スピッツィリ(アメリカ)を6-3 5-7 7-5で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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