錦織が第2シードを倒して4強入り、初対決のコボッリにフルセット勝利 [フェニックス・チャレンジャー]

写真はBNPパリバ・オープンでの錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 ATPツアー下部大会「アリゾナ・テニスクラシック」(チャレンジャー175/アメリカ・アリゾナ州フェニックス/3月11~16日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が第2シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-2 4-6 6-4で倒してベスト4に進出した。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取した錦織は4-5から初のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット5-1から合計3つのマッチポイントを凌がれ5-4に追い上げられたあと2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをキープして2時間12分で試合を締めくくった。

 チャレンジャー大会に今季初参戦となる35歳の錦織は、ダイレクトインで本戦入り。現在開催中のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)に出場していた錦織は1回戦でケイレンに苦しみながらもジャウメ・ムナール(スペイン)に6-2 5-7 7-6(3)で辛勝したが、2回戦で第18シードのユーゴ・アンベール(フランス)に4-6 3-6で敗れていた。

 両者が今回が初顔合わせ。今大会での錦織は1回戦で第6シードのルカ・ナルディ(イタリア)を6-4 6-3で破り、2回戦は37歳のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)3-6 1-2とリードされた時点で棄権したため8強入りを決めていた。

 2025年シーズンの錦織はデビスカップを含む6大会でプレーし、1月の香港(ATP250/ハードコート)で準優勝を飾るなど7勝6敗の戦績で今大会を迎えている。

 錦織は準決勝で、18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)とユーゴ・ガストン(フランス)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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