ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」（アメリカ・フロリダ州マイアミ／3月19～30日／賞金総額1125万5360ドル／ハードコート）の予選決勝でワイルドカード（主催者推薦枠）を得て参戦した坂本怜（IMG）が第9シードのジェームズ・ダックワース（オーストラリア）に7-5 7-6(5)で競り勝ち、シングルスでは初のツアー本戦入りを決めた。試合時間は1時間28分。

　同大会に2年連続出場となる18歳の坂本は、前日に行われた1回戦で第22シードのカミル・マイクシャク（ポーランド）を6-4 6-7(5) 6-2で破って大会初勝利を挙げていた。ワイルドカードを獲得してツアー大会に初めて挑戦した昨年は、予選1回戦でヴィート・コプリバ（チェコ）に6-7(5) 6-7(5)で敗れていた。

　本戦の組み合わせ決まり、坂本は1回戦でアレクサンドル・ミュレー（フランス）と対戦することになった。

　坂本はコールマン・ウォン（香港）とのダブルスでワイルドカードを受け取っており、初戦の相手はクリスチャン・ハリソン／エバン・キング（ともにアメリカ）に決まった。

　そのほかの日本勢は錦織圭（ユニクロ）と西岡良仁（ミキハウス）がシングルスにダイレクトインしており、両者が1回戦で対決する予定になっている。

　マイアミ・オープンはATPツアーで年間9大会行われるマスターズ1000シリーズの今季第2戦で、シングルス96ドロー＆ダブルス32ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、PRはプロテクト・ランキング（ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置）

予選結果｜日本人選手

予選決勝

●7望月慎太郎（日本／木下グループ）6-7(4) 5-7 ○5フランシスコ・コメサーニャ（アルゼンチン）[2]

○35坂本怜（日本／IMG）[WC] 7-5 7-6(5) ●33ジェームズ・ダックワース（オーストラリア）[9]

予選1回戦

●44ダニエル太郎（日本／エイブル）[19] 7-6(8) 0-6 3-6 ○43ダーウィン・ブランチ（アメリカ）[WC]

●19内山靖崇（日本／積水化学工業）3-6 7-6(2) 1-6 ○20トリスタン・ボイヤー（アメリカ）[20]

○7望月慎太郎（日本／木下グループ）7-6(5) 6-4 ●8ヤニック・ハンフマン（ドイツ）[16]

●22綿貫陽介（日本／SBC メディカルグループ）[PR] 1-6 7-6(3) 3-6 ○21ガブリエル・ディアロ（カナダ）[6]

○35坂本怜（日本／IMG）[WC] 6-4 6-7(5) 6-2 ●36カミル・マイクシャク（ポーランド）[22]

上位出場選手シード順位｜男子シングルス

アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）[1]
カルロス・アルカラス（スペイン）[2]
テイラー・フリッツ（アメリカ）[3]
ノバク・ジョコビッチ（セルビア）[4]
キャスパー・ルード（ノルウェー）[5]
ジャック・ドレイパー（イギリス）[6]
ダニール・メドベージェフ（ロシア）[7]
アンドレイ・ルブレフ（ロシア）[8]