クルーガーが2回戦で2023年大会準優勝者ルバキナを倒す番狂わせ「どちらが先にポイントの主導権を握るかが重要だった」 [マイアミ・オープン]

写真はアシュリン・クルーガー(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月18~30日/賞金総額896万3700ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、20歳のアシュリン・クルーガー(アメリカ)が第7シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を6-4 2-6 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、2023年大会準優勝者のルバキナはこの試合が初戦だった。1-1からブレークしたリードを守って第1セットを先取したクルーガーは2-2から4ゲームを連取されて第2セットを取り返されたが、第3セットで4-2と先行すると残りのサービスゲームをキープして1時間50分でキャリア初の対トップ10勝利をもぎ取った。

「(お互いにサービスとリターンが強力だから)長いラリーになるポイントはそれほど多くないとわかっていた。だからサービスを含む最初のショットによってどちらが先にポイントの主導権を握るかが重要だった」とクルーガーは試合後に語った。

 今シーズンのクルーガーは2月のアブダビで決勝に進出するなど今週まで11勝7敗の戦績を残しており、世界ランク自己最高タイの40位で今大会を迎えている。

「これまでに取り組んできたことが本当に意味のあるものであり、コートで実を結びつつあることを証明している。私が望むのはそれだけよ」

 クルーガーは次のラウンドで、アリシア・パークス(アメリカ)を7-6(1) 6-3で破って勝ち上がった第26シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)と対戦する。

 この日プレーしたルバキナ以外のトップ10プレーヤーは第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第9シードのジェン・チンウェン(中国)が揃って3回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第14シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)、第28シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)、第31シードのオンス・ジャバー(チュニジア)、マグダ・リネッテ(ポーランド)、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)、予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したヘイリー・バティスト(アメリカ)に加え、エレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)、レベッカ・マサロバ(スイス)、リンダ・フルビルトバ(チェコ)の予選勝者3人が2回戦を突破した。

 第12シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第16シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第18シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第19シードのユリア・プティンセバ(カザフスタン)、第21シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)、第24シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、第29シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)はそれぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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