バドーサがカナダの新鋭ムボコに辛勝、2021年USオープン優勝者ラドゥカヌはナバーロを倒して3回戦へ [マイアミ・オープン]

写真はパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月18~30日/賞金総額896万3700ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第10シードのパウラ・バドーサ(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のビクトリア・ムボコ(カナダ)に7-5 1-6 7-6(3)で競り勝った。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、バドーサはこの試合が初戦だった。5-5から3度目のブレークに成功して第1セットを先取したバドーサは1ゲームしか取れずに第2セットを取り返されたが、第3セット5-2から5-5に追いつかれたあともつれ込んだタイブレークを制して2時間19分で辛勝した。

 カミラ・オソリオ(コロンビア)に7-5 5-7 6-3で勝った2日前の1回戦でツアーレベルの初勝利を挙げたばかりのムボコは初めて挑戦したトップ20の選手と互角に渡り合い、バドーサが第2セット1-3とされた場面で「どうしたらいいかわからない。彼女はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)よりいいプレーをしている」と自分のチームに向かって弱音を吐く場面もあった。

 今シーズンを世界ランク300位以下でスタートしたムボコは2月までにITFツアーでマッチ22連勝を飾るなど27勝1敗(5大会で優勝)という驚異的な戦績を残し、キャリアハイの162位で今大会を迎えていた。

 バドーサは次のラウンドで、ユリア・グラベール(オーストリア)を6-4 7-5で破って勝ち上がった第20シードのクララ・タウソン(デンマーク)と対戦する。

 この日プレーしたトップ10プレーヤーは第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)、第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第5シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、第11シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)が3回戦に駒を進めたが、第8シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)は2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)に6-7(6) 6-2 6-7(3)で惜敗した。

 そのほかの試合では第15シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)、第17シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)、第22シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第23シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)、第27シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第32シードのアンナ・カリンスカヤ(ロシア)、マッカートニー・ケスラー(アメリカ)、アンナ・ブリンコワ(ロシア)、ワイルドカードを得て参戦した19歳のアレクサンドラ・エアラ(フィリピン)が2回戦を突破した。

 第13シードのディアナ・シュナイダー(ロシア)がブリンコワに4-6 6-7(0)で、第25シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)がエアラに6-7(2) 5-7で、第30シードのリンダ・ノスコバ(チェコ)はケスラーに6-2 5-7 6-7(4)で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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