ジョコビッチが連敗脱出、歴代トップのナダルに並ぶマスターズ大会マッチ410勝目「自分がまだ高いレベルでプレーできることを示したかった」 [マイアミ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額1125万5360ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)を6-0 7-6(1)で振りきり約2ヵ月ぶりの勝ち星を挙げた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ジョコビッチはこの試合が初戦だった。ジョコビッチは1ゲームも落とさず第1セットを先取し、すべてサービスキープで突入した第2セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間19分で4試合ぶりの勝利を決めた。

 第1セット終了後に左脚の負傷で棄権を余儀なくされたアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に対するオーストラリアン・オープン準決勝のあと2月のドーハと今月のインディアンウェルズで初戦敗退を喫していた37歳のジョコビッチは、シングルスの連敗を「3」で食い止めた。

「自分と周りの人々に自分がまだ高いレベルでプレーできるのだということを示したかった。ここ2大会は初戦で負けていたから、マイアミでは最初の試合で勝ちたいと強く願っていた」とジョコビッチは試合後に語った。

「第2セットの中盤までは完璧なテニスができていた。彼(ヒジカタ)は第2セットでレベルを上げたからタイブレークに持ち込まれたのは仕方ないけど、そこで僕は素晴らしいプレーをした。全体的に見て、改善すべき点は常にある。だけど自分自身はこのレベルを維持し、勝ち進むにつれて調子を上げていけるよう努力するだけだ」

 同大会でアンドレ・アガシ(アメリカ)と並ぶ男子の最多記録となる6度(2007年、11~12年、14~16年)の優勝を誇るジョコビッチはATPマスターズ1000レベルの大会でマッチ410勝目(91敗)を挙げ、1990年から始まった同シリーズで歴代トップ(410勝90敗)のラファエル・ナダル(スペイン)に追いついた。ジョコビッチは同クラスの大会で通算501試合をプレーし、ナダルを抜いて単独首位となった。

 ジョコビッチは次のラウンドで、第32シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)を6-7(3) 7-5 6-3で破って勝ち上がったラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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