元世界ナンバーワン大坂が約3時間のバトルを勝ち抜き16強入り「続けていけるよう願っている」 [マイアミ・オープン]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月18~30日/賞金総額896万3700ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したヘイリー・バティスト(アメリカ)に7-6(6) 3-6 6-4で競り勝ちベスト16に進出した。

 5-6からブレークバックに成功したあとタイブレークでセットポイントを凌いだ末に第1セットを先取した大坂はワンブレーク差で第2セットを取り返されたが、第3セット2-4から最後の4ゲームを連取して2時間59分で勝利をもぎ取った。

「今季はいくつか乱戦を経験してきたけど、そのおかげで乗り越えることができたと思う。偉大な選手のひとりになるためにはあのような試合をたくさんプレーしなければならないと気付いたの。だから続けていけるよう願っている」と大坂は試合後にコメントした。

「(体力的に)今は大丈夫だけど、明日の朝はどうかわからない。とは言えかなり忍耐力と体力がついてきたようにも感じている。試合中にもう少しプレーできるという手応えがあったから、いいサインだと思う」

 2022年大会準優勝者の大坂は次のラウンドで、第31シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が第1セット途中(ジャバーから3-4)で左脚のケガを理由に棄権したため勝ち上がった第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第9シードのジェン・チンウェン(中国)、ディフェンディング・チャンピオンで第14シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)、マグダ・リネッテ(ポーランド)、20歳のアシュリン・クルーガー(アメリカ)が16強入りを決めた。

 シード対決ではガウフが第28シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-2 6-4で退け、クルーガーは第26シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)を6-1 7-5で倒してシードダウンを演じた。

 トップハーフ(ドローの上半分)の4回戦ではサバレンカがコリンズと、ガウフがリネッテと、ジェンはクルーガーと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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