ジョコビッチがコルダを退け最年長記録の37歳10ヵ月でマスターズ大会4強入り [マイアミ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額1125万5360ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第24シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)を6-3 7-6(4)で退けベスト4進出を決めた。

 この試合は前日に行われる予定だったが、進行が遅れたため延期となっていた。

 3-3から3ゲームを連取して第1セットを先取したジョコビッチは第2セットで0-3とリードを許したが、第9ゲームでブレークバックに成功するともつれ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントを11本目のサービスエースでものにして1時間22分で試合を締めくくった。

 同大会でアンドレ・アガシ(アメリカ)と並ぶ男子の最多記録となる6度(2007年、11~12年、14~16年)の優勝を誇るジョコビッチは37歳10ヵ月で4強入りを果たし、1990年から始まったATPマスターズ1000レベルの大会で2019年の同大会でタイトルを獲得したロジャー・フェデラー(スイス)の37歳7ヵ月を上回る最年長記録を樹立した。

「窮地から抜け出すためにサービスが必要だった。(第2セット)0-3で0-30のピンチがあったけど、何本かいいサービス打って踏み止まることができた。それがあったからこそブレークバックに繋がったんだ」とジョコビッチは試合を振り返った。

「タイブレークはどちらに転んでもおかしくなかったけど、またしてもサービスで危機を回避することができた。5-4でサービスのウィナーが決まり、6-4からサービスエースで締めくくった。今日のハイライトはこれだと思う」

 ジョコビッチは次のラウンドで、前日に第23シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-7(6) 6-4 7-6(3)で破って勝ち上がった第14シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第29シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に7-5 6-7(7) 7-5で競り勝ち、19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)は第17シードのアルトゥール・フィス(フランス)を7-6(5) 6-1で倒し、勝ち上がった両者がもうひとつの準決勝で対決することになった。

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写真◎Getty Images

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