サービス好調のジョコビッチが今季初の決勝進出「この調子が続くことを願っている」 [マイアミ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額1125万5360ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第14シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-2 6-3で退け今季初優勝に王手をかけた。

 オープニングゲームでサービスダウンを喫した直後に追いついたジョコビッチは2-2から4ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セット第2ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって1時間10分で快勝した。

 同大会でアンドレ・アガシ(アメリカ)と並ぶ男子の最多記録となる6度(2007年、11~12年、14~16年)の優勝を誇るジョコビッチは、1990年から始まったATPマスターズ1000レベルの大会で最年長となる37歳10ヵ月で決勝進出を果たした。

 長きに渡って世界トップレベルに君臨するジョコビッチは20シーズン連続で少なくとも1回はツアー決勝に進出したことになり、ロジャー・フェデラー(スイス)の最長記録に並んだ。

「繰り返しになるけど、僕のテニスに関して言えば間違いなくサービスが試合のハイライトだった」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「前のラウンドではファーストサーブの確率が83%だったと記憶している。それを上回るのは難しいと思っていたけど、今日は87%だった。本当にサービスがうまくいっているから、この調子が続くことを願っている」

 ジョコビッチは通算60回目のマスターズ決勝で、第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-6(4) 4-6 7-6(4)で破って勝ち上がった19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)と対戦する。

 ふたりは昨年10月に上海の準々決勝で一度顔を合わせており、ジョコビッチが6-7(4) 6-1 6-4で勝っている。ジョコビッチが勝てば、ツアーレベル(パリ五輪を含む)の優勝回数が「100」の大台に到達する。

「オリンピックで99回目の優勝を果たしたあと、出場するすべての大会で100回目を目指してきた。達成することはできなかったけど、日曜日には何とか成し遂げたいと願っている」とジョコビッチは次戦を見据えた。

「全力を尽くすつもりだ。(今大会では)ここまで1セットも落としていないし、ここ最近では最高と言えるほど本当にいいテニスができているからね」

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写真◎Getty Images

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