19歳メンシクがATPマスターズ1000の大舞台でツアー初優勝に王手「タイブレークで最高のパフォーマンスを発揮できた」 [マイアミ・オープン]

写真はヤクブ・メンシク(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~30日/賞金総額1125万5360ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、19歳のヤクブ・メンシク(チェコ)が第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)に7-6(4) 4-6 7-6(4)で競り勝ちツアー初優勝に王手をかけた。

 タイブレークの末に第1セットを先取したメンシクは第1ゲームで唯一のサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、すべてサービスキープでふたたび突入した第3セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間25分の激闘に終止符を打った。

「今日はリターンが難しかった。お互いにサービスが素晴らしく、彼(フリッツ)は僕にブレークのチャンス(ブレークポイントは2本)を与えてくれなかった」とメンシクは試合を振り返った。

「僕にとって勝つためのチャンスはタイブレークだけだった。僕はそこで最高のパフォーマンスを発揮することができた」

 メンシクはキャリア2度目のツアー決勝で、第14シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-2 6-3で破って勝ち上がった第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

 ふたりは昨年10月に上海の準々決勝で一度顔を合わせており、ジョコビッチが6-7(4) 6-1 6-4で勝っている。ジョコビッチが勝てば、ツアーレベル(パリ五輪を含む)の優勝回数が「100」の大台に到達する。

「信じられないような気分だ。上海で彼(ジョコビッチ)と対戦したのは夢の実現だった」とメンシクは次戦を見据えた。

「今回は少し違う。今は僕がもっといい選手になっているからね。楽しみたいし、本当に興奮するだろう。日曜日にどうなるか乞うご期待だね」

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写真◎Getty Images

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