ドレイパーが同年代の好敵手ムゼッティを退け2度目のマスターズ制覇に王手「お互いにクオリティが落ちなかった」 [マドリッド・オープン]

写真はジャック・ドレイパー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月23日~5月4日/賞金総額805万5385ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第5シードのジャック・ドレイパー(イギリス)が第10シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-3 7-6(4)振りきり2度目のマスターズ制覇に王手をかけた。

 2-0からサービスダウンを喫したドレイパーはその直後に2度目のブレークに成功して第1セットを先取し、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間57分で勝利を決めた。

 ふたりはこれがツアーレベル(Next Gen ATPファイナルズを含む)で4度目の対決だったが、ムゼッティは4連敗(ジュニア時代も含めるとドレイパーの6勝0敗)を喫した。

「最初のボールから、お互いにクオリティが落ちなかったと感じた。ロレンツォを称えるべきだ。彼はクレーコートで本当にいいプレーをしている」とドレイパーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「僕たちはジュニア時代を一緒に過ごし、ハードコートやグラスコートでも対戦してきた。でもクレーコートでの彼は別格だ。だからこの準決勝という舞台でこのコートで彼に勝てたのは僕にとって大きな意味があることなんだ」

 ドレイパーは今季3度目の決勝で、第20シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-4 7-5で破って勝ち上がった第14シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles