3つのマッチポイントを凌いだスビトリーナが2年ぶり5度目の8強入り、前年の準優勝者パオリーニは全豪3回戦に続いて逆転負け [フレンチ・オープン]

写真はエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第13シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)に4-6 7-6(6) 6-1で逆転勝利をおさめた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したパオリーニは第2セットも4-1とリードしたが、何とか踏ん張ったスビトリーナがタイブレークの末に最終セットに持ち込むとそのまま主導権を握って2時間24分で試合を締めくくった。

 前年の準優勝者であるパオリーニは第2セット5-4のレシーブゲームで15-40のチャンスを生かせず、タイブレークでも6-5としながらあと1ポイントを取ることができなかった。

 同大会に3年連続14回目の出場となる30歳のスビトリーナは、4度(2015年、17年、20年、23年)のベスト8がこれまでの最高成績。第15シードで臨んだ昨年は、4回戦でエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に4-6 3-6で敗れていた。

 クレーコートの前哨戦3大会でプレーしたスビトリーナは、屋内で開催された4月のルーアン(WTA250)でタイトルを獲得するなど12勝2敗と好成績をおさめた。

 ふたりは1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の3回戦で一度顔を合わせており、スビトリーナが2-6 6-4 6-0で勝っていた。

 今大会でのスビトリーナは1回戦でゼイネップ・ソンメズ(トルコ)を6-1 6-1で、2回戦でアンナ・ボンダール(ハンガリー)を7-6(4) 7-5で、3回戦ではベルナルダ・ペラ(アメリカ)を7-6(4) 7-6(5)で破って16強入りを決めていた。

 スビトリーナは準々決勝で、4年連続5度目の優勝を目指す第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と第12シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)の勝者と対戦する。

 昨年の四大大会で18勝4敗の好成績をおさめたパオリーニは前哨戦のローマ(WTA1000/クレーコート)で地元優勝を飾って今大会を迎えていたが、連勝は「9」でストップした。

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写真◎Getty Images

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