ガウフが自国の先輩キーズに逆転勝利でベスト4進出 [フレンチ・オープン]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのココ・ガウフ(アメリカ)が自国の先輩である第7シードのマディソン・キーズ(アメリカ)に6-7(6) 6-4 6-1で逆転勝利をおさめてベスト4進出を果たした。

 1-4から挽回しながらタイブレークの末に第1セットを落としたガウフは4-1から2度連続でサービスダウンを喫した直後に相手のサービスゲームを破って第2セットを取り返し、第3セット第1ゲームをブレークしたあと2-1から最後の4ゲームを連取して2時間11分で勝利を決めた。

 同大会に7年連続出場(2019年の予選敗退を含む)となる21歳のガウフは、2022年の準優勝がこれまでの最高成績。第3シードで臨んだ昨年は準決勝でイガ・シフィオンテク(ポーランド)に2-6 4-6で敗れ、3年連続で同じ相手に異なるラウンドでストレート負けを喫していた。

 昨年11月に女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ」(サウジアラビア・リヤド/室内ハードコート)で初タイトルを獲得したガウフはクレーコートの前哨戦3大会でプレーし、WTA1000大会のマドリッドとローマで準優勝を飾るなど11勝3敗の好成績を残した。

 この結果でガウフは、キーズとの対戦成績(ツアーレベル)を3勝3敗のタイに追いついた。クレーコートでは昨年4月にマドリッド(WTA1000)の4回戦で顔を合わせ、キーズが7-6(4) 4-6 6-4で勝っていた。

 今大会でのガウフは1回戦でオリビア・ガデツキ(オーストラリア)を6-2 6-2で、2回戦で予選勝者のテレサ・バレントバ(チェコ)を6-2 6-4で、3回戦でマリー・ブーズコバ(チェコ)を6-1 7-6(3)で、4回戦では第20シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-0 7-5で破って8強入りを決めていた。

 ガウフは準決勝で、第6シードのミルラ・アンドレエワ(ロシア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界361位のルイ・ボワソン(フランス)の勝者と対戦する。

 30歳のキーズは1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラム初制覇を果たしていたが、四大大会での連勝は「11」でストップした。

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写真◎Getty Images

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