シングルスで5年ぶり5度目の優勝を飾った上地結衣が単複2冠を達成 [フレンチ・オープン車いすの部]

写真は車いす女子シングルスで5年ぶり5度目の優勝を飾った上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)の車いす女子シングルス決勝で、第1シードの上地結衣(三井住友銀行)が第2シードのアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-2 6-2で下して5年ぶり5度目の優勝を飾った。試合時間は1時間10分。

 昨年9月にパリ2024パラリンピック競技大会(フランス・パリ/クレーコート)で単複の金メダルに輝いた上地がグランドスラム大会の同種目でタイトルを獲得したのは、1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に続き通算10度目(全豪3回、全仏5回、全米2回)となる。

 同大会に12年連続13回目の出場となる31歳の上地は、これまでにシングルスで4度(2014年、17~18年、20年)タイトルを獲得。第2シードで臨んだ昨年は、準々決勝で同胞の大谷桃子(かんぽ生命保険)に7-6(1) 5-7 4-6で逆転負けを喫していた。

 今大会での上地は1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のポリーヌ・デルレード(フランス)を6-2 6-0で、準々決勝でリジー・デ グリーフ(オランダ)を6-3 6-2で、準決勝ではリー・シャオフイ(中国)を6-2 6-7(4) 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)とのペアでダブルスにも参戦していた上地は前日に行われた決勝で第2シードのリー・シャオフイ/ワン・ジイン(ともに中国)を4-6 7-5 [10-7]で倒しており、単複2冠を達成した。

 車いすテニスは男女シングルス各16ドロー、男女ダブルス各8ドローで争われる。


車いす女子シングルスで5年ぶり5度目の優勝を飾った上地結衣(三井住友銀行/左)と準優勝のアニーク・ファンクォト(オランダ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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