片手打ちバックハンダーのタガーがクラグマンを下してノーシードからジュニア女子シングルス制覇 [フレンチ・オープン]

写真はジュニア女子シングルスで優勝を飾ったリリー・タガー(オーストリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月25日~6月8日/クレーコート)のジュニア女子シングルス決勝で、リリー・タガー(オーストリア)が第8シードのハンナ・クラグマン(イギリス)を6-2 6-0で下してノーシードからチャンピオンに輝いた。

 片手打ちバックハンダーのタガーは第1セットで直面した4つのブレークポイントをすべてセーブし、最終的に第1セット4-2から最後の8ゲームを連取して1時間17分で快勝した。

 ジュニアグランドスラムに4大会連続出場となる17歳のタガーは、1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で8強入りしたのが最高成績だった。タガーがジュニア国際大会の同種目でタイトルを獲得したのは7度目だが、これまでJ300以上では優勝したことがなかった。

 WTAランキングのシングルスで508位に付けているタガーは5月にテラサ(W35/クレーコート)のシングルスでITFツアー初優勝を飾ったが、決勝では今大会の女子シングルスで4強入りしたルイ・ボワソン(フランス)を7-6(4) 6-3で破っていた。

 タガーはミア・ポハンコバ(スロバキア)とのペアで出場していたダブルスでも3試合を勝ち抜き、準決勝でエバ・ベンネマン/ソニア・ゼニコバ (ともにドイツ)に5-7 6-7(5)で敗れはしたが4強入りした。


ジュニア女子シングルスで優勝を飾ったリリー・タガー(オーストリア/左)と準優勝のハンナ・クラグマン(イギリス)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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