19歳アンドレスク、6ヵ月負けなしの勢いを決勝に持ち込む準備万端 [USオープン]

今年最後のグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス準決勝。
ビアンカ・アンドレスク(カナダ)はWTAツアー初タイトルを獲る前だった今年の3月、メキシコ・アカプルコの大会の準決勝で敗れた。アンドレスクが1試合をフルに戦って負けたのは、それが最後だった。
そして6ヵ月とふたつのタイトルを経て、第15シードのアンドレスクはグランドスラム初タイトルを獲る可能性をその手に握り、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に対するUSオープン決勝へ突き進んでいこうとしている。
「決勝に向け、この勢いをキープできるよう願うわ」とアンドレスクはコメントした。
木曜日の準決勝で第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を7-6(3) 7-5で倒したことで、19歳のアンドレスクの今季の戦績は33勝4敗になった。
彼女は2014年ウインブルドンでのユージェニー・ブシャール(カナダ)に続く、グランドスラム大会で決勝に進出したカナダ人女子選手となった。そして10年前のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)以来となる、10代のUSオープン・ファイナリストにもなった。
3月1日のアカプルコで起きたソフィア・ケニン(アメリカ)に対する準決勝での敗戦のあと、アンドレスクは同月の終わりのインディアンウェルズにおいてワイルドカード(主催者推薦枠)で出場して優勝まで至った初のプレーヤーとなった。
彼女はその後マイアミに出場したが、右肩の故障のために4回戦でリタイアを強いられた。それが公式記録上での、彼女の最後の敗戦だ。
その故障は、5月のフレンチ・オープンまで彼女をコートの外に追いやった。アンドレスクはフレンチ・オープンで1回戦に勝ったが、同じ肩の問題のため2回戦を前に棄権しなければならなかったのだ。
おかげで彼女はウインブルドンとグラスコート大会全般に出場することができず、先月のトロントでようやく復帰した。トロントでの彼女は、決勝の相手となったセレナが背中のケイレンのために試合の出だしでリタイアしたため、ほんの数ゲームを戦ったところで優勝を決めた。
木曜日の準決勝でアンドレスクは第2セットで2-5とリードされ、第3セットにもつれ込むかに見えていた。しかし彼女は、そこからは1ゲームも落とさなかった。彼女はリードされたときにこそ、自分のベストテニスが出てくるのだと信じている。
「それはどういう訳か、私の内部にあるのだと思うの」とアンドレスクは説明した。
「それは、私のこの競技に対する情熱のおかげでもあるのだと思うわ。私は負けるのが好きじゃないの」
そして今シーズンの彼女は、ほとんど決してと言っていいほど負けていないのだ。
(APライター◎ブライアン・マホニー/構成◎テニスマガジン)
※写真はビアンカ・アンドレスク(カナダ)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU
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