ラドゥカヌが大坂との元USオープン女王対決を制して2年連続3度目の8強入り「凄く難しい試合になると思っていた」 [WTAワシントンDC]

写真はエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムバダラ・シティDCオープン」(WTA500/アメリカ・ワシントンDC/7月21~27日/賞金総額128万2951ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、エマ・ラドゥカヌ(イギリス)がワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り7年ぶりに出場した元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)を6-4 6-2で下して2年連続3度目の8強入りを決めた。

 ともにUSオープンで優勝経験のあるふたり(大坂が2018年&20年、ラドゥカヌは2021年)は今回が初対決だったが、安定したサービスゲームを展開したラドゥカヌが合計3度ブレークに成功して1時間21分で勝利を決めた。

「凄く難しい試合になると思っていた。なおみはグランドスラム大会で4度も優勝し、世界ナンバーワンにもなった。特にハードコートを得意としており、私は本当にいいプレーをしてサービスゲームをうまく取っていく必要があるとわかっていた。自分のプレーぶりを誇りに思う」とラドゥカヌは試合後のオンコートインタビューで語った。

「甘いセカンドサーブは攻め込まれるから、自分を信じて思いきりいくしかなかった。最終的にダブルフォールトは1本だけだったと思う」

 ラドゥカヌは次のラウンドで、ワイルドカードを得て参戦したマリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦する。2023年大会準優勝者のサカーリは前日に行われた2回戦で、第2シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を7-5 7-6(1)で破って勝ち上がった。

 ふたりは過去3戦してラドゥカヌが一度もセットを落とすことなく全勝しており、今シーズンは2月にドバイの1回戦でプレーしてラドゥカヌが6-4 6-2で勝っている。

「何度か対戦しているけど、コンディションは彼女(サカーリ)に合っていると思う。プレーを楽しんでおり、昨日は第2シードを倒したから調子もよさそうね」とラドゥカヌは次戦を見据えた。

 そのほかの試合では第5シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)、レイラ・フェルナンデス(カナダ)、予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 フレッヒがワイルドカードで出場した45歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-2 6-2で退け、フェルナンデスが第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-3 1-6 7-5で倒す番狂わせを演じ、タウンゼントは第6シードのソフィア・ケニン(アメリカ)との地元勢対決を6-3 6-0で制した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ペグラはこの試合が初戦だった。準々決勝ではフレッヒが第3シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と、フェルナンデスはタウンゼントと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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