ラドゥカヌが親友ルースを退け大会初勝利「親しい相手とプレーするのは難しいけど…」 [WTAモントリオール]

写真は1回戦を戦い終えたエマ・ラドゥカヌ(イギリス/左)とエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・ケベック州モントリオール/7月27日~8月7日/賞金総額515万2599ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)を6-2 6-4で下して大会初勝利を挙げた。

 1-2から5ゲームを連取して第1セットを先取したラドゥカヌは第2セット1-0と4-3からブレークバックを許したが、4-4から2ゲームを連取して1時間37分で試合を締めくくった。

 前週のワシントンDCで4強入りした22歳のラドゥカヌは同大会に3年ぶりの出場となるが、トロントで開催された2022年大会では1回戦でカミラ・ジョルジ(イタリア)に6-7(0) 2-6で敗れていた。

「勝つことができてうれしい。エレナのことはよく知っている。とても仲のよい友人なの」とラドゥカヌは試合後に語った。

「親しい相手とプレーするのは常に難しいけど試合中は割り切り、先週のワシントンDCで好調だったことを証明するようないいパフォーマンスができて本当に誇りに思う」

 ラドゥカヌは次のラウンドで、第32シードのペイトン・スターンズ(アメリカ)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取った3人を含むこの日プレーした地元カナダ勢は今大会を最後に引退する意向を表明しているユージェニー・ブシャール(カナダ)がエミリアーナ・アランゴ(コロンビア)を6-4 2-6 6-2で倒して2回戦に駒を進めたが、カーソン・ブランスティン(カナダ)&ケイラ・クロス(カナダ)&アリアナ・アーセノー(カナダ)は敗れた。

 元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が初めてツアー大会の予選を突破した世界515位で23歳のアーセノーを6-4 6-2で退け、予選勝者のカミラ・ラヒモワ(ロシア)がクロスに4-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめ、マリア・サカーリ(ギリシャ)はブランスティンに6-2 3-6 7-5で競り勝った。

 そのほかの試合ではマリー・ブーズコバ(チェコ)、予選勝者のラウラ・シグムンド(ドイツ)、ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)、レナタ・サラスア(メキシコ)、エバ・リス(ドイツ)、ユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)、アンナ・ブリンコワ(ロシア)、予選勝者のアントニア・ルジッチ(クロアチア)、ルル・スン(ニュージーランド)、予選勝者のグオ・ハンユー(中国)、元世界ランク11位のアナスタシア・セバストワ(ラトビア)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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