初のカナダ人チャンピオンを目指す、19歳アンドレスク [USオープン]

アメリカ・ニューヨークで開催されている「USオープン」(8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第15シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)が第25シードのエリース・メルテンス(ベルギー)に3-6 6-2 6-3で逆転勝ちし、初のグランドスラム大会準決勝進出を決めた。

 バスケットで名誉の殿堂入りしたスティーブ・ナッシュ、またWNBA(女子プロバスケットボールリーグ)のキア・ナースは、彼女についてツイートした。

 カナダは、ビアンカ・アンドレスクのために沸いている。

「ほかのカナダのアスリートたちがこんなふうに私のために叫んでくれるなんて、本当に素敵なことだわ」とアンドレスクはコメントした。

「それは努力を続け、よい活躍を続けるためのさらなるモティベーションになると思う」

 ケガをしていないときの彼女はここ一年を通し非常によくやっており、それを強調することになる最初のグランドスラム・タイトルまであと2勝と迫っている。

 19歳のアンドレスクは今季31勝4敗で、インディアンウェルズとトロントで優勝している。彼女は、やはり19歳で2009年に準優勝したカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)以来、もっとも若いUSオープン準決勝進出者だ。彼女はまた、グランドスラムのシングルスで初のカナダ人チャンピオンまで、あと2勝のところにいる。

「もしそれが起こったら、私は次の世代の多くのほかのアスリートのために道を敷くことができると思う」とアンドレスクは語った。

「カナダ・テニスのためだけでなく、多くの人のために」

(APライター◎ブライアン・マホニー/構成◎テニスマガジン)

※写真はビアンカ・アンドレスク(カナダ)(撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MAENJU)

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