第2セットで2つのセットポイントを凌いだティアフォーが2連敗中だった西岡良仁をストレートで退け2回戦へ [USオープン]
シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第17シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)が日本の西岡良仁(ミキハウス)を6-3 7-6(6) 6-3で退け大会をスタートした。
ワンブレーク差で第1セットを先取したティアフォーは5-6からのサービスゲームでセットポイントセットを凌いだ末に持ち込んだタイブレーク5-6から3ポイントを連取して第2セットをもぎ取り、第3セット3-2から相手のサービスゲームを破って2時間28分で勝利を決めた。
押し気味だった第2セットを落とした西岡はベンチに戻るとラケットをコートに叩きつけて破壊し、コードバイオレーションを受けた。
ふたりはこれがツアーレベルで6度目の対決だったが、2連敗中だったティアフォーが4勝目を挙げた。今シーズンは2月にダラス(ATP500/室内ハードコート)の2回戦でプレーして西岡が3-6 6-4 6-3で勝っていた。
同大会に12年連続出場(2014年の予選敗退を含む)のとなる27歳のティアフォーは、2022年と24年にグランドスラム自己最高のベスト4をマーク。第20シードで臨んだ昨年は準決勝で地元勢対決が実現したが、テイラー・フリッツ(アメリカ)に6-4 5-7 6-4 4-6 1-6で敗れていた。
ティアフォーは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した同胞のダーウィン・ブランチ(アメリカ)を6-3 6-4 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のマーティン・ダム(アメリカ)と対戦する。
そのほかの試合では第11シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第24シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)、ジャウメ・ムナール(スペイン)、フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)、マッティア・ベルッチ(イタリア)、ラファエル・コリニョン(ベルギー)、ワイルドカードで出場したトリスタン・ボイヤー(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。
第28シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)はコメサーニャに6-1 3-6 4-6 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。
※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)、Ret.は途中棄権
大会2日目◎8月25日|主な試合結果
男子シングルス1回戦
○24フラビオ・コボッリ(イタリア)[24] 7-5 4-6 6-4 3-6 6-3 ●23フランチェスコ・パッサーロ(イタリア)[Q]
○27ジャウメ・ムナール(スペイン)6-0 6-3 5-7 6-2 ●28ハイメ・ファリア(ポルトガル)[LL]
○46トリスタン・ボイヤー(アメリカ)[WC] 6-3 7-5 6-4 ●45ジェームズ・ダックワース(オーストラリア)[LL]
○71フランシスコ・コメサーニャ(アルゼンチン)1-6 6-3 6-4 6-4 ●72アレックス・ミケルセン(アメリカ)[28]
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○73フランシス・ティアフォー(アメリカ)[17] 6-3 7-6(6) 6-3 ●74西岡良仁(日本/ミキハウス)
○80オルガ・ルーネ(デンマーク)[11] 6-3 7-6(4) 7-6(2) ●79ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)
○110ラファエル・コリニョン(ベルギー)6-4 6-4 6-4 ●109ダニエル エライ・ガラン(コロンビア)[LL]
○125マッティア・ベルッチ(イタリア)7-6(0) 1-6 6-3 3-0 Ret. ●126シャン・ジュンチャン(中国)
写真◎Getty Images
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