シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月24日～9月7日／ハードコート）の女子シングルス3回戦で、第23シードの大坂なおみ（フリー）が第15シードのダリア・カサキナ（オーストラリア）を6-0 4-6 6-3で振りきりベスト16進出を決めた。

　1ゲームも落とさず第1セットを先取した大坂はアンフォーストエラーが増えた第2セットを取り返されたが、第3セット2-1からブレークしたリードを守って1時間44分で試合を締めくくった。


　四大大会本戦プレーするのが31回目となる大坂が同ラウンドを突破したのは優勝した2021年オーストラリアン・オープン（オーストラリア・メルボルン／ハードコート）以来で7度目（13敗）だが、産休から復帰後では初となる。

　同大会に2年連続10度目の出場（2015年の予選敗退を含む）となる27歳の大坂は、2018年と20年にタイトルを獲得。2年ぶりにプレーした昨年は、2回戦でカロリーナ・ムチョバ（チェコ）に3-6 6-7(5)で敗れていた。

　夏の北米ハードコートシーズン2大会でプレーした大坂は、WTA1000シリーズのモントリオールで準優勝を飾るなど7勝2敗の戦績を残した。

　元世界ナンバーワンの大坂は次のラウンドで、第28シードのマグダレナ・フレッヒ（ポーランド）を6-3 6-1で破って勝ち上がった第3シードのココ・ガウフ（アメリカ）と対戦する。

　そのほかの試合では第11シードのカロリーナ・ムチョバ（チェコ）が第21シードのリンダ・ノスコバ（チェコ）との同胞対決を6-7(5) 6-4 6-2で制し、第27シードのマルタ・コスチュク（ウクライナ）はディアン・パリー（フランス）に3-6 6-4 6-2で逆転勝利をおさめ、勝ち上がった両者が4回戦で対決することになった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

大会7日目◎8月30日｜主な試合結果

女子シングルス3回戦

○72マルタ・コスチュク（ウクライナ）[27] 3-6 6-4 6-2 ●68ディアン・パリー（フランス）

○80カロリーナ・ムチョバ（チェコ）[11] 6-7(5) 6-4 6-2 ●73リンダ・ノスコバ（チェコ）[21]

○88大坂なおみ（日本／フリー）[23] 6-0 4-6 6-3 ●81ダリア・カサキナ（オーストラリア）[15]

○96ココ・ガウフ（アメリカ）[3] 6-3 6-1 ●89マグダレナ・フレッヒ（ポーランド）[28]