リターン位置を調整して突破口を開いたアルカラスが4試合連続のストレート勝利「チャンスはあまり多くはなかった」 [USオープン]

写真は1セットも落とさず8強入りを決めたカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月24日~9月7日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がアルトゥール・リンデルネック(フランス)を7-6(3) 6-3 6-4で退けベスト8に進出した。

 タイブレークの末に第1セットを先取したアルカラスは3-2から初のブレークに成功して第2セットも奪取し、第3セット3-4から最後の3ゲームを連取して2時間12分で勝利を決めた。

 第1セットで一度もブレークのチャンスを作れなかったアルカラスは第2セットでリターンのポジションを微妙に調整し、相手の強力なサービスを後方から叩いていくことで突破口を開いた。

 決勝でライバルのヤニク・シナー(イタリア)に敗れた(6-4 4-6 4-6 4-6)先月のウインブルドンのあと前哨戦のシンシナティで今季6勝目を挙げたアルカラスは、連勝を「10」に伸ばした。

「第1セットの序盤はお互いに硬かった。第1セットではブレークポイントがなかったけど、2人のサービスがよかったという意味じゃない。どちらも確率が非常に低かったからだ」とアルカラスは試合を振り返った。

「僕はただいいリズムを掴み、適切なリターンのポジションを見つけたんだ。チャンスを最大限に活かそうとしたけど、あまり多くはなかったよ」

 2022年大会チャンピオンのアルカラスは次のラウンドで、37歳のアドリアン・マナリノ(フランス)を7-6(4) 6-4 2-6 6-2で破って勝ち上がった第20シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)と対戦する。

 ふたりは過去3戦してアルカラスはグラスコートで2勝しているが、ハードコートでは2月にドーハの準々決勝でプレーしてラフェチュカが6-3 3-6 6-4で勝っている。

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写真◎Getty Images

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