40歳ワウリンカが逆転勝利でムゼッティに対する2回戦へ [ATPアテネ]

写真はロレックス上海マスターズでのスタン・ワウリンカ(スイス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「VANDA PHARMACEUTICALSヘレニック選手権」(ATP250/ギリシャ・アテネ/11月2~8日/賞金総額76万6715ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)がボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)に2-6 7-6(5) 7-5で逆転勝利をおさめた。

 2度サービスダウンを喫して第1セットを落とした40歳のワウリンカはタイブレークの末に第2セットを取り返し、第3セット5-5から初のブレークに成功して2時間20分で競り勝った。

「僕がプレーを続けている大きな理由は感動に満たされることだ。応援してくれるファンの姿を見ると多くのエネルギーを貰える」とワウリンカは試合後に語った。

「それは今も変わらず素晴らしい。引退する日が来たらこの喜びはどこでも味わえないだろうね」

 ワイルドカード(主催者推薦枠)の期待に応えたワウリンカは次のラウンドで、第2シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 残り1枠となっている男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を巡るレースランキング(Race To Turin)で9位に後退したムゼッティは、ライバルのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が今週のメスを欠場したため今大会で優勝すれば逆転することができる。

 そのほかの試合では第5シードのアレクサンドル・ミュレー(フランス)、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、ラッキールーザー(欠場者が出たため本戦出場権を得た予選敗退選手)のヴィート・コプシバ(チェコ)、予選勝者のエリオット・スピジーリ(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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