『ファイナル8』がスタート、シングルス2勝でフランスを倒したベルギーがベスト4進出一番乗り [デビスカップ]

写真はフランス戦でチームの勝利を決める2勝目を挙げたジズー・ベレキス(ベルギー)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」ファイナル8(イタリア・エミリア ロマーニャ州ボローニャ/11月18~23日/室内ハードコート)の初日は準々決勝1対戦が行われ、ベルギーが第3シードのフランスを2勝0敗で下してベスト4進出一番乗りを決めた。

 第1試合でラファエル・コリニョン(ベルギー)がコランタン・ムーテ(フランス)に2-6 7-5 7-5で逆転勝利をおさめ、第2試合のエース対決でジズー・ベレキス(ベルギー)がアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-3 7-6(4)で退けた。シングルス2試合で決着がついたため、ダブルスの試合は行われなかった。

 ベルギーは準決勝で、大会3連覇を目指す開催国で第1シードのイタリアとオーストリアの勝者と対戦する。

 デビスカップは2019年に国際テニス連盟(ITF)とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力(ITFとコスモスのパートナーシップは既に終了)によって開発された新フォーマットに変更されたが、2025年から新たな形式で開催されている。

 昨年まではホーム&アウェー方式の予選ラウンドを経てグループステージのラウンドロビン(4チームによる4グループの総当たり戦)を勝ち抜いた8ヵ国が決勝トーナメントに進出して世界一を争ったが、今年からはホーム&アウェー方式の予選1回戦(26ヵ国13対戦)と予選2回戦(14ヵ国7対戦)を勝ち抜いた7ヵ国が『ファイナル8』に進出し、開催国を加えた8チームがトーナメント方式で戦い優勝チームを決定する。

 ホーム&アウェー方式がシングルス4試合とダブルス1試合(初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合)の3ポイント先取、トーナメント方式はシングルス2試合とダブルス1試合の2ポイント先取で勝者を決め、原則的に勝敗がかかる試合はすべてベスト・オブ・3セットマッチで行われる。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

ファイナル8:初日◎11月18日|試合結果

準々決勝

3フランス[3] 0-2 4ベルギー

R1 ●コランタン・ムーテ 6-2 5-7 5-7 ○ラファエル・コリニョン
R2 ●アルトゥール・リンデルネック 3-6 6-7(4) ○ジズー・ベレキス
R3 バンジャマン・ボンジ/ピエール ユーグ・エルベール 打切 サンダー・ジレ/ヨラン・フリーゲン

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写真◎Getty Images

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