ブレイクスルー選手賞の初代受賞者は上海でテニス界を驚かせたバシュロに決定

写真はロレックス上海マスターズでツアー初優勝を飾ったヴァランタン・バシュロ(モナコ)(Getty Images)


 男子プロテニス協会(ATP)が水曜日に公式サイトを更新し、27歳のヴァランタン・バシュロ(モナコ)がATPアワードのブレイクスルー選手賞に選ばれたと発表した。

 今季のATPツアーでもっとも飛躍を遂げた選手を表彰するブレイクスルー選手賞は今年のATPアワードで新設され、国際テニス記者協会(ITWA)が選出した候補者の中から世界ランク1位になった実績を持つ現役及び元選手29名で構成される『ATPナンバー1クラブ』のメンバーによる投票でバシュロが初代受賞者となった。

 同賞の候補者にはバシュロ以外にもジャック・ドレイパー(イギリス)、ヤクブ・メンシク(チェコ)、ジョアン・フォンセカ(ブラジル)が名を連ねていた。

 それまでツアーレベルで1勝しかしたことがなかったバシュロは10月の上海(ATP1000/ハードコート)に予選から出場すると快進撃で勝ち進み、ATPが創設された1990年以降のマスターズ史上もっとも低い世界ランク204位で決勝進出を果たした末にツアーでタイトルを獲得した初のモナコ人選手となってテニス界を驚かせた。

 バシュロは上海のあとにワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したパリ(ATP1000/室内ハードコート)でも3試合を勝ち抜いて8強入りし、世界31位でシーズンを終えた。

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写真◎Getty Images

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