ジョコビッチがクレーコートシーズン初戦で20歳の新鋭プリズミッチに敗れる番狂わせ「これは新たな現実」 [イタリア国際]

写真は2回戦を戦い終えたノバク・ジョコビッチ(セルビア/左)とディノ・プリズミッチ(クロアチア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月6~17日/賞金総額823万5540ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選を勝ち上がってきた20歳のディノ・プリズミッチ(クロアチア)に6-2 2-6 4-6で逆転負けを喫した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ジョコビッチはこれがクレーコートシーズン初戦だった。ふたりは2024年1月にオーストラリアン・オープンの1回戦で一度対決しており、ジョコビッチが6-2 6-7(5) 6-3 6-4で勝っていた。

 2-2から4ゲームを連取されて第1セットを落としたプリズミッチは続く4ゲームを連取した末に第2セットを取り返し、第3セット2-2からブレークしたリードを守って2時間15分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。

 元世界ナンバーワンで38歳のジョコビッチは3月のインディアンウェルズで4回戦敗退に終わったあと公式戦でプレーしていなかったが、僅か1試合で今季の3大会目を終えた。

「何と言ったらいいのかわからない。僕はノバクのことを凄く尊敬している。彼は僕のアイドルだ。今日は僕にとって素晴らしい試合だった」とプリズミッチは試合後に語った。

「第1セットは彼が信じられないようなプレーをした。セットの終盤に自分のテニスを取り戻そうと試みたけど、それができて本当によかった」

 第2セットでのジョコビッチは体力的に苦しんでいる様子を見せ、ポイント間に膝をついて蹲ったりチェンジエンドの際にはゆっくりとした足取りでベンチに向かっていた。

 試合後の記者会見で体調について聞かれたジョコビッチは「そのことについて話さないのを理解してほしい。ディノを祝福したい。当然の勝利だ」と答えたが、「大会に向けて体調に何の問題もなく準備できたのがいつだったか思い出せない。これは僕が対処しなければならない新たな現実なんだ」と打ち明けた。

「確かにもどかしいけど、このような状況でもプレーを続けると決断したのは自分自身だから仕方ないと思っている」

 番狂わせを演じたプリズミッチは次のラウンドで、ヴィート・コプシバ(チェコ)を6-3 6-2で破って勝ち上がった第31シードのユーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。

 この日プレーしたジョコビッチ以外のトップ10プレーヤーは第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と第8シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が初戦を突破したが、第6シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマッテオ・アルナルディ(イタリア)に6-4 6-7(5) 4-6で敗れた。

 そのほかの試合では第9シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、第11シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)、第13シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第16シードのトミー・ポール(アメリカ)、第18シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)、第19シードのラーナー・ティエン(アメリカ)、第23シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第25シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第32シードのラファエル・ホダル(スペイン)、21歳のアレクサンダー・ブロックス(ベルギー)、ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)が2回戦を突破した。

 ブロックスは1セットダウンから巻き返して第29シードのタロン・グリークスプア(オランダ)を6-7(5) 6-3 6-4で倒し、ズベレフに対する3回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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